Tennessee Waltz   Elle & Toni

www.youtube.com コロナ後、従来のスターシステムに乗らない、肩に力が入らないところから新しい自然体の音楽のウェーブが起こってきている。YouTubeを舞台に。まずこの二人は自分たちが心地よい環境で音楽を楽しんでいる。そのことが自然に伝わってくる。聴…

「パウロ 十字架の使徒 青野太潮」(岩波新書)をめぐっての対話

H先生 お借りした「パウロ 十字架の使徒 青野太潮」(岩波新書)を巡って、以下、思い出と感想を混ぜ合わせて少し長く書きました。お読みいただければ嬉しいです。 大学に入ってアルバイトでお金ができたのでカメラを買いました。ズームレンズは高いので望遠1…

H先生への手紙 時間は人間にはコントロールできない

「わたしはアルファでありオメガである」という聖書にも何度か出てくる有名な言葉。改めて考えるとこれは「わたしは時間である」というに等しいなと気付いた昨今です。身近な作家の営為を見ても、如何に空間的な制限にとどまってるものに、永遠の時間を注ぎ…

コロナ禍の中の教会 10月2日、H先生への手紙から

教会では9月から聖餐式こそ行われるようになりましたが、ソーシャルデスタンスとやらを守りつつ、私とIさんを例外に全員マスクでの礼拝になっています。私は最初からどうしてこんなあたりを見ても誰も倒れている人がいない風邪を怖がってるんだろう、と不思…

素晴らしきモスキートハンター

リスクゼロの崇高な目的に燃える頼もしいプロフェショナルたち。ここまでやれば、疫病を媒介する蚊も完全撲滅できるかも知れない。安心安全を追い求めた末、今この冗談がマトモなことになっている。 「人間にはだれにも七つの穴があって、それで見たり聞いた…

「ウッドストック」は、パンデミックの最中に行われた。

あの40万人が集まったという伝説の「ウッドストック音楽祭」は、香港風邪のパンデミックの最中に行われたことを、この騒動の最中に初めて知った。日本では65万人がかかり、5,700人が死亡した。 コロナより断然多い。しかもこのアジア風邪は、約11年続いたの…

コロナの教訓 群盲象を撫でる

群盲象を撫でる、というインド発祥の寓話では、盲人たちは各々触った部位によってそれが何かを判断しようとする。一分野の専門家(ノーベル賞の学者であれ、限られた分野で優秀であるに過ぎないのに、全能感を持ってしまっている人がいる)を先頭に立たせる…

ポール・サイモン 「ボクサー」 

誰もが知っているサイモンとガーファンクルの名曲。爺さんが最初に聞いた二人の曲は、「サウンド・オブ・サイレンス」。TBSの前田武彦(当時としては最新流行のアメリカンポップスを紹介するおしゃれな番組「シャボン玉ホリディー」のシナリオライターとして…

ヨネジーの個人的なコロナ覚書

ヨネジーがコロナヴィールスに関してどう考えて来たか。その時々に共感したサイト記事とともに時系列で記録しておこう。何よりも自分自身の覚書のために。はじめの時からこの騒動が実態を離れたものであると思っていたのが、自分で確認できた。「共同幻想」…

聖なる楽器「コラ」を爪弾く。ソナ・ジョバルティ。

www.youtube.com ソナ・ジョバルティ。ロンドン出身だが、西アフリカ・ガンビアの70代以上(3000年以上前、ほんと?)続くグリオ*の家系に生まれた。その家系にだけ許された聖なる楽器「コラ」を爪弾く。ドレッドヘアの彼女は、エジプトの壁画に描かれた…

話したくないけど、一応コロナウィルスについて

www.youtube.com 今となっては、人の命も含めて格段に大きな被害を及ぼす経済恐慌の方が数万倍怖い。コロナウイルス禍は、人々の非合理な恐怖と、それに乗っかったり、応えているフリをすることを、ビジネスとしてパフォーマンスする人たち(だから政治家に…

廃棄された客車を素晴らしいオフグリッドの家に変えた Living Big in Tiny House 13(セントラル・オタゴ、ニュージーランド南島)

www.youtube.com 大きな空と遠く山々が連なる、広々とした放牧地のパノラマ風景の中に、ポツンと置かれたダークレッドの古風な2つの車体。マンデーの手に渡るまで、この2つの客車は、長い間、ここに打ち捨てられ、カビと蜘蛛の巣と鳥の死骸だらけで、雨もり…

ありきたりのキャラバンを「指輪物語」の世界に改造 Living Big in Tiny House 12 (イギリス)

www.youtube.com 離婚の後、17年間の警官生活をやめ、木彫家となったグレンは、ソフトヤンキーがしそうなステレオタイプの改造ではなくて、DIYと木彫の腕をフルに使って、どこにでもあるような白いキャラバンを大好きな「ロード・オブ・ザ・リング」と「ホビ…

ウェールズの森の中での超シンプル生活 Tiny House 11

www.youtube.com 山の国ウェールズのスノードン山を望む野生の森の中に、1000ポンドで建てた小さい家。雑草で屋根を覆い、泥壁で囲ったきりの、Earth Buildingと言えばかっこいいが、方丈記に出てきそうな「草の庵(いおり)」を思い浮かべればいい。当然電…

パーマカルチャーファームを実践する家 Tiny House 10 (ビクトリア オーストラリア)

www.youtube.com パーマカルチャーファームに建てられたタイニーハウス 。その家族ぐるみの実践生活者を前にパーマカルチャーとはなんぞやと、御託を並べても意味がない。その定義や内容を知りたい人は、検索すれば唱導者が作ったサイトがすぐ出てくるので、…

ニューヨーカーがミズーリの田舎で開拓時代を再現 Tiny House 9

www.youtube.com ダグ&ステーシーは、のっけからハイテンションの話ぶりでとても元気がいい。しかし、ニューヨークでのストレスはあるが便利な生活から遠く離れて、ミズーリの10エーカーの大地で開拓時代のパイオニアさながらの生活をする決心をするまでには…

ロックスターの隠遁場所は森の中の妖精の家 Tiny House 8 (オリンピア、アメリカ)

www.youtube.com この木造りのキャビンを見て唐突に中野駅近くのクラシックという喫茶店を思い出した。よく行ったのは1970年代のはじめだったと思う。その時すでに階段を登るとガタピシ音がして半ば倒壊しそうな建物だったが、中は古い家具やアンティークな…

オフ・グリッドのボートハウスで引退生活 Tiny House 7 (ニュージーランド)

www.youtube.com マークは、プロのパントマイムとクラウンとして、世界中をめぐり、たくさんの人々に笑顔を送り届けてきた。引退した今は、ニュージーランドのマングローブが繁茂する島の湾にある、ボートハウスが集まったコミュニティで、幸福な日々を送っ…

アースビルダーが砂漠地帯に建てた家 Tiny House 6 (カリフォルニア、US)

www.youtube.com アースビルディング(Earth Building)という言葉を、この映像を通して初めて知った。建築関係のWikiを見ると、耐火性があり、未加工の原土を用いた建築を実践することとある。Earth building - Designing Buildings Wiki 11,000年以上前か…

ヨガ教師が廃材で作った家具なしの家 Tiny House 5 (オザーク・マウンテンズ、アーカンソー州、アメリカ)

www.youtube.com ヨガ教師のジェイミーが建てたタイニーハウス は、ほとんどに廃材や古い建具、自然素材を用いて、なんと12,000ドルしかかかってない。それまでの暮らしの物語を刻んで再生された材料は、新しい空間にしっくりと調和している。これを、建築の…

Tさんへの手紙

妻がパートに出かける前に、キッチンの隅っこで毎朝声を出して聖書を読んでいます。現在、旧約はエゼキエル、新約はヨハネの福音書です。神の言葉を人間の言葉に変えてしまう、有害な釈義書に頼らなくても、旧新一緒にただ繰り返し読むことで言葉がひびきあ…

童話に出て来そうなブーツの家 Tiny House 4 (モトゥイーカ、ニュージランド)

www.youtube.com 「靴の家に住んでるおばあさんがいました」。そういえば、子供の時、そんな童話を読んだことがあるような気がするが、外観を見れば特徴は一目瞭然、まさしくユニークなブーツの形の家である。ご丁寧に紐通しの穴やステッチまでしっかり再現…

古い客車がアート感覚で夢の家に変わった Tiny House 3(コロラド、アメリカ)

www.youtube.com 第2次世界大戦時代の古い客車を廃品回収会社から手に入れて、タイニーハウス に変えて住んでいる、ネブラスカのパーフォーマーのカップル、ダン&アナベル。この歴史を刻む客車は、往時の姿を残しつつ、彼らのアート感覚によって、ホテルや…

森の中のファンタジックキャビン Tiny House 2 (オリンピア、アメリカ)

www.youtube.com 子供時代に頭に浮かんだようなビジョンを実現した。こうなるとアート作品ー彼(Jacob W. H.)の言葉によると居住できる彫刻ーと言った方が良いかもしれない。日々作品づくりに取り組むように、太平洋に面したワシントン州オリンピアの奥深い…

バンクーバー島の手づくりタイニーハウス  Tiny House 1 (バンクーバー、カナダ)

www.youtube.com 3年ほど前から見始めたこのシリーズで、まず最初に記憶に残る番組としてあげておきたいのがこれ。バンクーバー島はかつて取材で訪れた場所でもあり、トフィーノ(西海岸にあって約1,932人住民が住む)の自然植物園の中で(彼はここでガーデ…

Qoura2 続世の中こんなものさ

この漫画は深いね。無自覚なルサンチマンをベースにした民主主義の困難さをズバリ物語っている。あっち焚きつけこっち焚きつけで儲けている人もいるが、できるだけ関わりになりたくない。最初は清廉潔白な政治家に見えても、こういうことに付き合っていると…

タイニーハウスで大きく暮らす Living Big In A Tiny House

3年ぐらい前このユーチューブチャンネル(Living Big In A Tiny House )を見つけて以来、アップロードされたときには必ずチェックする映像のひとつになった。カメラワークから編集まで明らかに最初からプロっぽい出来である。 その後、雨後の筍のように出て…

Quoraから1 世の中そんなもんさ

「事実は小説より奇なり」とは言うが、フレームワークを外すと別の現実がある面白さ。以下にピンナップさせていただきました。 中東に駐在し、海上を通る貨物船やタンカーに略奪行為を行っていたイエメンの海賊たちに対応する、日本のPKO(国連平和維持活動)…

タイニーデスクコンサート4 Suzanne Vega(US)

www.youtube.com この名前、懐かしい。でも、どんな曲を歌っていたか、今ではすっかり忘れている。ウィキドペディアによると、ここでも最初に歌っている「Luka」などのヒットで知られる。10代の頃より始めた作詞・文学・演劇を背景に、社会派のアーティスト…

タイニーデスクコンサート3 DakhaBrakha(ウクライナ)

www.youtube.com 「ほぺほぺホベらにゃ」歌は何言ってるか皆目わからない。しかし、このコンサートの主催者が最近で一番好きなパフォーマンスというように、どんなジャンルにも入らない、聞いたこともない音の摩訶不思議な塊にびっくり。特に真ん中の毛糸の…