聖なる楽器「コラ」を爪弾く。ソナ・ジョバルティ。

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ソナ・ジョバルティ。ロンドン出身だが、西アフリカ・ガンビアの70代以上(3000年以上前、ほんと?)続くグリオ*の家系に生まれた。その家系にだけ許された聖なる楽器「コラ」を爪弾く。ドレッドヘアの彼女は、エジプトの壁画に描かれた王妃、あるいはクレオパトラもこうであったと思われるような7頭身の美女。この特異な楽器とともに、ローカルのトラディショナルなものにこそ残っている、自己主張に終わらない音楽で、今の停滞した音楽シーンにインパクトを与えるに十分だ。

*グリオは単に楽器の演奏をするだけではなく、歴史上の英雄譚、遠方の情報、各家の系譜、生活教訓などをメロディーに乗せて人々に伝えることを本来の目的とする。文字のなかった時代には彼ら(jeli)の役割は大きく、その知識量の豊富さから王の側近などに取り立てられるグリオもいた。以上Wikiなどからウンチクしました。