バンクーバー島の手づくりタイニーハウス  Tiny House 1 (バンクーバー、カナダ)

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3年ほど前から見始めたこのシリーズで、まず最初に記憶に残る番組としてあげておきたいのがこれ。バンクーバー島はかつて取材で訪れた場所でもあり、トフィーノ(西海岸にあって約1,932人住民が住む)の自然植物園の中で(彼はここでガーデナーのような仕事もしているようだ)、消費生活から離れて家づくりをしながら生きる、いかにもカナダ人らしい大雑把な自由な生き方に惹かれたからだ。今より若々しいMCのブライス自身も、この時は、今よりリラックスしている感じで、新鮮な生き方をしている人たちとの出会いを心から楽しんでいるように見える。

森林の景観にマッチしたシーダー張りの外観に、まず懐かしさとともに心惹かれた。日本の家は60年ぐらい前には、こうした板張りの家がほとんどだったものだが、いまでは文化財になってしまった。オールドシダーの倒木を、折れ曲がった自然の形そのままに、階段や手すりや取っ手やドア枠やキッチンテーブルなどにふんだんに利用している。

とくに目を惹かれるのが、折れ曲がった階段手すり。こういう天然自然の素材を生かして手づくりされたものこそ、ゴージャスという言葉に、本当の意味でふさわしい。さっそく真似して、洪水後の近くの河原から拾ってきた流木がウチにも今あるが、そのままほったらかしにして久しい私は、ブライスが冒頭で言うようなクリエーティブになる資格を、すでに失っている(年齢は別にして)。

3つのソーラーパネルを外に設置しているが、電力を補うために自転車を踏んでバッテリーに蓄電する。これでどれくらい実際電力を蓄えられるのかわからないが、この若者らしい冗談ぽさがいい。少なくとも気分転換やフィットネスには良さそう。