古い客車がアート感覚で夢の家に変わった Tiny House 3(コロラド、アメリカ)

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第2次世界大戦時代の古い客車を廃品回収会社から手に入れて、タイニーハウス に変えて住んでいる、ネブラスカのパーフォーマーのカップル、ダン&アナベル。この歴史を刻む客車は、往時の姿を残しつつ、彼らのアート感覚によって、ホテルや刑務所などから集めて来た、得難いアンティークピースがふんだんに散りばめられ、マジカルな異次元空間に変わった。

外から見て目に入るのが天井を突き抜くように設けられた屋上屋。明かり取りと風の取り入れ、そしてデモンストレーションのために作られたもので、内部から見て、オープンな効果だけでなく、窓の外に揺れる、緑の柳の枝が心地よさを演出している。冬には大きな開口部をガラスのドアで塞いで暖かさが逃げない。

バスルームがとりわけ美しく素晴らしい。古いシックなタイルが貼りめぐされ、美しい装飾が施されキャビネットスペースにもなるファイアプレス、ゆったりしたカーブを描くバスタブ、石鹸のあわを形づくったシャンデリア。これだけの夢を詰め込むとやはりお金はかかるのではと思うが、レシートを一々とっているわけではないがと言って、彼らの口から出た数字は貨車の代金も入れて25,000~30,000ドルというところ。彼らのアート感覚とアイデア、手作りがなければこの価格ではとても実現できない、夢満載のトレインハウスだ。