峠の茶屋 ヨネジーの覚書

峠の茶屋でのゆっくり一服どころか、茶漬けを掻き込んで次の目的地に向かう飛脚さながらの人生。90パーセントがカスかもしれないけど(娘に言わせりゃ100%カス)息が続く限り書き続けていきます。

歌舞伎対西部劇 Shinsuke VS Randy 

ランディ・オートンを見るとなぜかスティブ・マクイーンを思い出す。どっちも野性的な肉体を持った硬派の良き不良という感じだからだろうか。誕生星座を調べてみたらどっちも牡羊座とあって納得した。

このランディとシンスケが戦う試合。両方のファンであるから、見なくちゃなるまい。シンスケは歌舞伎の伝統の魂をWWEに持ち込んだ。あのエントランスはまさしく道行だ。エモーショナルなお囃子に乗って気持ちを高め、ディープな世界へと誘って行く。顔をクチャクチャにするほど高ぶる感情を露出させて、大見得を切りながら何度も十八番の膝蹴りを繰り出す。それをガッチリ受けて一歩も引かないランディのカウボーイ魂にもしびれてしまう。

最後は言わずと知れた「キンシャサー!」が見事に決まってシンスケが勝利を手にした。シンスケが南米のレスラーに習って、オフのときはもっぱらサーフィンに興じているという映像を見た。変化する波頭に挑む中で培われた柔軟な肉体だからこそ、ランディーの容赦ない荒技を何度も跳ね返すことができたのだろう。

柔よく剛を制す。しかし、勝ち負けを超えて、異なる文化背景を持った肉体と魂の真実が激突し、うならせるシーンを連発した渋い良い試合ではあった。さあ、次はマハラジャに再挑戦となる。お家芸のシン兄弟が茶々を入れるチーティングさえ封じれば、タイトルはたやすく取れるだろう。(あらゆる手を使ってタイトルに執着するジンダーマハールとシン兄弟。でも、ずるいヒール役を引き受けて、ショーを盛り上げていると思うと、嫌いじゃないんだよね!)

まずは、至近距離から激闘を内面に抱え込むように捉えた映像を見て欲しい。

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 一方、モダンディズ・マハラジャ、ジンダー・マハールとシン兄弟のこのおちょくりも好き。こんな情け容赦ないインド流つっこみが露出したところでも、それに負けずに観客をシーンとさせられれば、シンスケが持ち込んだ日本文化もお稽古事を超えた本物になると思う。

 

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