峠の茶屋 ヨネジーの覚書

峠の茶屋でのゆっくり一服どころか、茶漬けを掻き込んで次の目的地に向かう飛脚さながらの人生。90パーセントがカスかもしれないけど(娘に言わせりゃ100%カス)息が続く限り書き続けていきます。

壊れた人たち

最近、二人の女性芸能人が夫または元夫をめぐる過激なブログ発信でマスコミを騒がせている。うちはテレビがないのでワイドショーは見ることができないが、ネット記事を見てるだけでもそのバカバカしい過熱ぶりは伝わってくる。いわゆるプライバシーの暴露合戦で、スキャンダルジャーナリズムの格好の餌食になっているわけだが、ご本人たちは非難の対象は悪魔のような存在だが、自分はいたって正常で正しいと思っているのが怖い。

その過激な言動を見ていると明らかに精神の病としか思えない。大学で心理学の講座を取った程度の知識でも分かるが、一方は双極性障害、もう一方はパラノイアの典型例なのではないか。病識がないところが病の重さを物語っている。その狂気をもう存分に思い知らされていて、聞くに堪えない嘘を言われても反論を控え、ただひっそりとしているしかない家族たちが気の毒だ。

本来ならさらに怖いことにならないうちに、専門医の目の届くしかるべきところに隔離して十分な治療と静養が必要なのだが、そうかんたんに格好の飯のタネを見つけたマスコミは離してくれない。またそれぞれにたくさんの支持者がいて2人を焚きつけて、自分たちのルサンチマンを解放している有様。だからこの狂気は本人たちがやがて倒れるまで野放しになっている。

ブログやツイッターなど個人でも自由に扱えるネット媒体がかっては見えなかった人間の狂気を顕在化させたとも言える。彼女たちはたたまたまスターだから注目されただけのこと。背後には数え切れない表面上は見分けがつかないが、同種の病を負った人たちがいる社会に私たちは生きている。それらが大きな狂気の渦となって、長らく表面上は太平を享受してきたこの社会にカタストロフィーを呼びこむものとならねばと思う。